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ヘパロックと生食ロックのやり方

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ヘパロックも生食ロックも、持続点滴を中断する際に、再度の静脈穿刺が難しいなどの理由から刺入部を残しておくために行う輸血ルートのロックの事です。

しかし、輸血ルートをそのまま残しておくと、逆流した血液が凝固しルートが閉塞してしまう恐れがあるので、生理食塩液やヘパリン化生理食塩液をチューブに充填してルートの閉塞を防ぎます。

生食ロックとは生理食塩液、ヘパロックとは抗凝固作用があるヘパリン化生理食塩液を使い輸血ルートをロックする事です。

ヘパロックと生食ロックの違い


一般的には、末梢静脈路などチューブが閉塞しても取り換えが可能な場所には生食ロック、中心静脈路など取り換えが困難な場所にはヘパロックが使われますが、それぞれに長所と短所があり、また施設などにより違いがあります。

ヘパロックの長所と短所


長所 血液凝固防止作用があるので、ルートの閉塞が起こりにくい
短所 出血や血小板減少症などの副作用が起きる場合がある。

生食ロックの長所と短所


長所 合併症などがなく安全
短所 ルートの開存性がヘパロックに比べると劣る



実際のやり方


ヘパロックと生食ロックはやり方が少し違います

〇生食ロックのやり方はこちら

〇ヘパロックのやり方はこちら

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